井の頭弁財天 お堂の向き 新しい旅③

井之頭公園の弁天様にお会いし、1か月位してからのこと。
友人から夢に私が出てきたとLINEがありました。

「一緒にどこかの小さなお社をお参りしていて、言葉の記憶がちょっと曖昧ですけど、
古く(昔?)は本来祭壇(?)を東向きにし祝詞を云々…祝詞といっても、神道のじゃないのよ〜、
みたいな話をゆうきさんが私に教えてくれたんです。」

え、それって。
それって、井之頭公園の弁天様の話じゃないの?
友人には井之頭公園の弁天様にお参りに行ったことは話しましたが、お堂の向きの話は一切していませんでした。
弁天様の帰りにお堂の向きについて話をしたことを伝えると、
「ひょぇー!」
と驚かれました。
ドキドキしながら地図を調べると、井之頭公園の弁天様のお堂は、ほぼ南、強いて言えば南南東が正面。
そして東を向くとそこには池が広がります。
夢に見たのは友人なので私の方が「ひょぇー!」です。

友人の夢の中のお社は木で造られた小さく素朴なもので、
そのお社の前に祭壇のようなものを設置して儀式的な様式でお参りしようとしていて、
最初はお社と同じ向きに祭壇を設置していたのを先ほどの会話があって東向きに直したということでした。

友人の夢の中では、お社、つまり神道をさしつつ、祝詞は神道のじゃない、と言っているところが興味深いと思いました。
井之頭公園の弁天様は平安時代に創建され、現在のお堂は昭和初期に再建されたものだそうです。
この記事の画像は歌川広重の「名所雪月花」で描かれた「井之頭の池 弁財天の社 雪の景」です。
これだけでも現在のお堂と全く雰囲気が違うことが分かります。
夢の中のお社はもしかしたら創建当時とか、記録に残る創建以前のものだったのかもしれません。

井之頭公園の弁天様はおそらく池の方を正面にしていらっしゃる、または池を正面に見たいと思っていらっしゃる。
お参りした時に確かめてみようと思いました。

次は箱根の九頭龍神社本宮です。
ちょっと遠いなぁというのが正直なところで、腰が重たくなるのでした。

新しい旅④へ続く。

このページをシェア: