箱根九頭龍神社本宮の弁天様 新しい旅④

2019年12月27日、箱根の九頭龍神社本宮に向かっていました。
昨年お参りした時、もしかしたらもう2度と来られないかもしれないという不安が頭をかすめたことを思い出していました。
ここでお願いしたことが叶うまでお参りできないだろうと勝手に思い込んでいたのです。
ミッションだし、願いは置いておいて九頭龍神社に行くしかない、と決めたとたん、願いはあっけなく叶いました。

さて今回は月次祭の日ではなかったので、本宮まで徒歩で向かいました。
前回は、混みすぎてお参りする気になれなかった境内の弁天様に今回初めてお参りしました。

箱根の九頭龍神社本宮の弁天様にお参りし、芦ノ湖の湖水に触れるということがミッションだったようです。
まるで双六の駒になった気分。

こちらの弁財天社、公式ホームページの説明では、奈良時代、堂ヶ島に天女が降臨され弁天様と習合、鎮祭されたとあり、御祭神は市杵島姫命となっています。
私はこちらで弁天様とお話しさせて頂いた感覚です。お姿は見ることできず、声だけでした。

これは今回のミッションに直接関係は無いと思うのですが、弁天様に開口一番、
「あの石を。」
と言われました。
そうでした。すっかり忘れていましたが、数日前に地元の氷川神社で箱根に行くことを伝えると、大国主命からラリマーのような石を渡されたのです。
もちろんその石というのは目に見えるもの、手に取れるものではありません。石の表面は揺れる水面のように模様が動いています。
その石に弁天様が息を吹きかけてくれたようでした。

九頭龍神社本宮の弁天様のお社は湖の方を向かれています。井の頭公園の弁天様はこの形をお望みなのではないかと思うのです。
奥に船着き場でしょうか、現在は使われていないのか、石段が湖の中に降りていくようになっています。
ここで芦ノ湖の水に触れることができます。水の透明度が高くきれいで、いつまでも眺めていられます。離れがたくなってしまうような場所でした。
月次祭も良かったのですが、もし次に来るなら、今回同様、何もない日を選ぶかもしれません。

九頭龍さんには今回改めてお願いをしてきました。
神様にお願い事をする時は、表現を細かくするようにします。
例えばですが、「家族みんなが健康に過ごせますように。」
家族みんなってどこまでなのかな、って事になるので、「父と母と…」と具体的に丁寧にお伝えします。
そして「て、言っても無理だよな。」とか思わないこと。
私も改めて心しておきたいと思います。

新しい旅⑤へ続く。

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