江島神社 この水じゃない  新しい旅⑫

県境を越えての移動自粛が解除され、2020年6月20日、待ちに待った江の島・江島神社参拝に行ってきました。
今回のミッションは江の島の弁天様から言われた「海の水ではない水に触れる」ことです。

湘南モノレールの江の島駅から歩いて向かいます。
江の島に行くのは何年ぶりなのか。朝早かったので、行く道の途中、お店のほとんどは開店前でしたが、それでも賑やかな感じになんだかほっとします。
この日は前日の雨とうって変わって、晴れて暑くなりました。
熱中症はシャレにならないので、水分を用意しようと思い、橋の手前でコンビニに寄りました。ペットボトルのお茶は売り切れ、仕方なく水を購入しました。
一緒の友人はワンカップのお酒を購入していました。お供えしたいところがあるとのこと。こういうところが本当にきちんとしている友人でいつも感心してしまいます。

前回、身体を置いて訪問した際、龍が本当に怖かった(江の島に身体なしで行ってみた話)ので今回はきちんと橋の途中から自己紹介を始めました。
江島神社の御祭神は田寸津比賣命、市寸島比賣命、多紀理比賣命、つまりは宗像三女神。それぞれ 辺津宮、中津宮、奥津宮にお祀りされているとあります。
エスカーを使って登っていくことにしました。

事前に調べた中津宮にあるという弁財天黄金浄水。実際には辺津宮の目の前、エスカーを降りてすぐの所にそれらしきものがありました。


手水をするところ、水を手にしてみます。
「ぬるい、、、」
え、これは違うわ。じゃあこっちかな。


手水のとなり、白い龍の像があるところに移ります。
白い龍の像から水が出ていて、友人の話では昨年来た時はお水取りや銭洗いが出来たそうです。
今は銭洗いの籠はなく、おそらくコロナの感染予防で銭洗いを中止しているのではないかと思われました。
その水にも触れてみます。
「ぬるい、、、」
感想がそれしか出てきませんでした。水温で区別しているのではありませんが、湧水とは思えず、弁天様が言っていた海の水ではないお水とも違うとしか思えませんでした。
この水じゃない。
と言っても、他に水の心当たりがないし。え?じゃあ、やっぱりこの水? なんかピンと来ない。今から他の水を探すか。
短い時間に頭の中で自問自答が繰り広げられますが答えは出ません。
うーん、どうしたらいいんだー。

とりあえずお参りしてみよう、と辺津宮で手を合わせます。
やっと身体ごとお参りに来ることができたご挨拶とお水の事を聞いてみようと思いました。
「いない、、、」
たまたまだったのか分かりませんが辺津宮に田寸津比賣命様がいらっしゃらないのです。
これでは水の事が分かりません。
困りました。先に進んでみるしかないか、と諦めました。

「ゆうきさん、ここは入ります?」
友人に言われたのは奉安殿というお堂でした。
せっかく来たのですから、と、あまり期待せず奉安殿に入ってみるのですが、、、。

新しい旅⑬へ続く。

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