ソウルリーディング®「セッション」を考える

ソウルリーディングではセッションという言葉を使っています。たまに鑑定お願いします、と言われることもあるので、セッションという言葉はなじみがない方もいらっしゃるかもしれないと思いました。

コーチングでもセッションという言葉を使います。コーチングの勉強をしていた時、ファカルティーから半分笑い話として聞いた話があります。クライアントさんから「セッションて、演奏でもするんですか。」と言われたという話でした。たしかにセッションと言えば音楽。頻繁に使われ、誰もが知っています。

セッション、session

まずは語源を調べてみましょう。こちらのサイトがわかりやすかったので共有します。

https://tentan.jp/word/session?wid=49199

まとめると、

  • ラテン語の座ること、集まること「sessio」に由来を持つ。
  • 特定の目的のために集まった時間のことを指す。
  • 一般的には限られた時間内で行われる活動を指す。

こうして改めて調べてみると納得、と思うのですがいかがでしょうか。

その場に集まるのは、あなた様とあなた様のソウルと私、もちろんあなた様と私は座っている。目的はあなた様のことを話しあうこと。時間は60分、長くても90分まで。

おもしろいので、リーディングのセッションを音楽のセッションに当てはめてみましょう。演奏するのは、あなた様とあなた様のソウル、私は楽器。楽器は意思を持たないけれど、表現に個性が出ます。同じ楽器でも音色が違う、というのはよくあるでしょう。演奏する方によっても音色は変わります。

ここでいう音色とは言葉のことです。尊敬する方がおっしゃるのです。「言葉はあなたです。」と。ソウルから受け取ったものを伝える時、どんな言葉を使うのか。受け取ったことが同じでも、それぞれのソウルリーダーによって、それぞれの言葉に変換され、表現されます。意思のない状態、すなわち媒体でありながら「私」が出るのはその時です。そしてやはり楽器である以上、楽器を演奏するあなた様とあなた様のソウルの状態に呼応し、その表現は変化するでしょう。

表現、アートつながりで少し角度を変えてみると、ソウルリーディングでソウルリーダーから出てくる言葉はソウルとソウルリーダーのコラボレーション作品に例えることができます。あなた様はその作品の鑑賞者。鑑賞者?何もしていない?とんでもない!作品は鑑賞者がいてはじめて成立するもの。「13歳からのアート思考」という本の受け売りですが、心からそう思います。鑑賞者の解釈によって作品は新しい世界へ広がります。解釈することで、自分の作品をつくっていると言えるのです。リーディングと直に関連しませんがアートに造詣が深い方にも、ちょっと苦手意識のある方にも「13歳からのアート思考」は、おすすめです。

セッションにいらして、私の目の前に座って下さっているのは、ソウルがそうさせていることが少なからずあります。私の音、表現する言葉が、その場で必要ということなのでしょう。時と場合によっては、お行儀の悪い言葉を使うこともいといませんし。

私という楽器を選び、セッションしていただくことに感謝!

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