谷保天満宮 おかがら火・うそ替え神事
おかがら火 浄化
谷保天満宮のおかがら火を初めて見たのは2023年でした。今年もおかがら火を見に行ってきました。見たというより体験しました。おかがら火の説明は、下記を谷保天満宮のサイトから引用いたします。
本社拝殿の前に高さ3メートルにも及ぶ2基のマキの山を積み、午後6時に一斉に点火します。 炎の高さを競い御神木の転倒を防ぎ合う、関東における奇祭の1つと言われています。おかがら火にあたると悪い病気にかからないと言い伝えられています。
マキの山に向かって神職が祝詞を奏上、大幣をばさばさと振るとそこからマキの山は清めれていきます。写真はマキの山に火を入れているところです。この時点で先に点火した奥のマキの山の煙が結構なことになっています。
あのように大きな火を間近にみる機会はめったにありません。暗い夜空の高くまで、細かな火の粉が散っていくのは、なんとも美しいです。
あと、当然ですが、熱い。火がつくまで待っている時、おかがら火の周りに特に規制線もなく、なんとなく人がぐるりと囲んでいるのが不思議でした。熱くて近づけないのを地元の方々はご存知なのです。近づいたとしても長時間はいられません。前の人が次々入れ代わりました。
熱とまぶしさ、まるで意志があるように動く火。
あの場にいるだけで、火が持つエネルギーに圧倒され、そして、気がつけば浄化されていました。
温泉に入って、さっぱりした〜!という感覚のもっと強烈な感じです。
谷保天満宮のうそ替え神事
そもそも、おかがら火を知ったきっかけは、うそ替え神事でした。
木彫りのかわいらしい鷽は、神社によって表情がさまざまでかわいらしいです。インターネットで色々見ている中に谷保天満宮のうそ替え神事を見つけました。同日に行なわれる神事がおかがら火(庭燎祭)でした。
谷保天満宮には何度かお参りしたことがあり、なおかつ、他の神社のうそ替え神事は2月にほぼ終わっている中、こちらは11月の開催。ちょうどこれからという時でした。ここなら行ける!と楽しみに待っていたのです。
そうして迎えたお祭りの日。
まずはお参りしたあと、社務所で鷽の入った袋を1つ選びます。
それを巫女さんに手渡すと、
「こちら交換することでうそをまことに替えると言われております。私のものと交換いたしますね。」と、巫女さんが持っている袋と交換してくれました。
わくわくして、巫女さんの言葉をにこにこ頷きながら聞いてしまいます。数人のグループにいらしている方々はグループ内で交換するように案内されていました。
つまり谷保天満宮のうそ替え神事では、鷽は自分が選んだものではないものが手元にきます。
昨年の鷽の返納はどうしたら?と尋ねると、よろしければおかがら火にくべてください、とのこと。マキの山に投げ入れました。
谷保天満宮 水と火
谷保天満宮、「やぼ」と読み、一説には野暮天の語源とも言われているそうです。関東三天神の内の一社でもあります。
私の印象に残るのは神社周辺の地形と水。私にとっては夢のような地形で、そのことは別の機会に書こうと思います。
私は水にご縁が深いので、火はご縁がないのかもしれない、というか、合わないと思っていました。でも、よく思い出してみると、小さい頃からロウソクの火が好きで、小さな炎をじっと見つめているような子どもでした。
おかがら火の恩恵にあずかってみると、違う性質のものは増えすぎた何かを焼き尽くしてくれたように感じます。
神社の属性?相性?
そういえば、昨今では繭気属性なるものでご自身の属性を計算で導き出し、相性のよい神社を調べるというものがあるようです。
今回、水、火という言葉を多用しましたが、繭気属性とは一切関係ありません。
どうやら自分の繭気属性は計算で簡単に出るようです。属性?計算?相性?疑問符だらけで試しに計算してみたところ「火」と出ました。感覚とズレていて、私は繭気属性という考え方自体と相性が合わないようです。
せっかく神社に行くなら、少しでも良い所に行きたいという気持ちもわからなくはないです。そんな時こそ、必要な情報をください!と、自分の中に問いかけてみましょう。もっと自分の感覚を信じてもいいのでは、と思いました。
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