「Live your life」

大切な友人との突然のお別れから1年が経ちました。
心のどこかに悲しみがそのままの形で残っているのか、あの日の事を思い出すと胸が痛くなります。

友人と書きましたが、もともとは以前の職場の上司でした。私がその職場を退職し1年経とうという時、あるアーティストのライブに誘って頂きました。「1回くらい行ってみたい。」と私が言ったのを覚えていて、わざわざ連絡を下さったのです。結局1回では済まされず、ここ数年は毎年時期になると、ライブもさることながら、彼女に会えるということが楽しみの1つになっていました。

いつでも会えると思っていた私にとって、あの時の衝撃はあまりに大きく、忘れることができません。
最後に彼女に会ったのは亡くなる2か月ほど前でした。次に会った時、彼女は棺の中で眠っていました。
もう話すことは出来ない。「ありがとう」と伝えることも。

スピリチュアル的には生きている事と亡くなっている事にそれ程差はありません。亡くなっていてもその方の意識とつながろうと思えばつながることができてしまうので。
でも生身の人間の私としてはやっぱり違う。
もうその人の姿を目で見ること、声を耳で聞くことができないというのはとてもさびしい。
肉体を持った彼女と会えないのは悲しい。

それからです。もしかしたら今日私は死ぬかもしれないという意識をもつようになったのは。
友人、家族、恋人、大切な人たちに、せめて「ありがとう」だけはそう思った時に直に伝えましょう。素直に。
身近な人ほどなかなか言えなかったりするけれど、そう思った今しか伝えられない大切な言葉です。

少しでも残された方が癒やされ、前を向くきっかけになるのなら、私は亡くなった方の言葉を届けたいと思います。
伝えられなかった一言は、私のような媒体を通さずとも、伝えたいと思ってつぶやけば届きます。
聞きたいのは、その方の「思い」ではないでしょうか。
亡くなった方も、伝えられなかった言葉を今も抱きしめているかもしれません。

彼女からもらった言葉があり、この1年はそれを大事にしてきました。「自分の人生を生きてね。」と。
生きているということはそれだけで奇跡のようなこと。
だからこそ自分の人生は自分で考えて、切り開いていこうと思わせてくれました。
この1年で私はどれだけ自分の人生を生きられるようになったかしら。
伝えるべきことをどれだけ言葉にできたかしら。

Live your life
明日も会えるなんて思わないで。皆様がどうか後悔なく大事な人たちとこの世を楽しんでいけますように。
自分の未来を自由に思い描けますように。
そして、立て続けに起こった災害で傷ついている方々が少しでも早く希望を見出せますように。
心から願っています。

 

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