三嶋大社 新しい旅⑥

祓所神社をあとに、奥に進み三嶋大社にお参りします。パワースポットとしても人気があるとのこと、お参りの人は絶えません。
三嶋大社の御祭神は大山祇命(おおやまつみのみこと)、積羽八重事代主神(つみはやえことしろぬしのかみ)、御二柱の神を総じて三嶋大明神と称しています、とあります。
どういう訳かは分かりませんが、いつもこちらで私がお話するのは神様一柱です。
そしてイメージとしては恵比須様なので、事代主神でしょうか。
一番最初にお参りした時、人が一緒だったので神様とお話することはしませんでした。
ご祭神はどなたなんだろうと思った時、鯛を抱いている恵比須様とおぼしき方が見えたので、ずっとそういう感じの方なんだろうとしか思っていませんでした。
この記事を書くにあたり三嶋大社のホームページを見ていて御祭神が二柱だと知ったので、もしまたお参りする機会があったら聞いてみようと思います。

最後にここに来てから1年半以上2年近く経っていました。
三嶋大社に来るのは気が重かったのです。
もし友人が同行してくれなかったら、がんばって柿田川に行ったとしても三嶋大社に寄ったかどうか。
拝殿前で手を合わせたとたん、最後に参拝した時、しばらくここにお参りできないと伝えたこと、その時の悲しみの感情、そして最初にお参りした時の事がありありと蘇ってきました。
そして神様に私はこうありたいと、お願いというか宣言したのにそれが出来なかったことを申し訳ない、と謝りました。
「あの時のお約束守れませんでした。ごめんなさい。」
「そんなことはいいんだ。それはいいんだ。それより君はどんなに傷ついていたのか?」
以前に私がどんな思いで参拝したかを私よりも覚えていて下さいました。
泣きそうになりました。
こんなに時間が経っても傷は癒えていなくて、悲しかったのか。それを認めた瞬間に悲しみやその奥に隠されていた恨みは、全部感謝に変わりました。
それを見届けた神様は
「理由を外に求めない。かといって自分を責めないでいい。」
と言ってくださいました。

私は自分の事なのに悲しみや傷ついた心があることに目を伏せ、無意識に自分を責めていました。
傷ついた過去の自分と対峙することになるから、三嶋大社に行くのが本当は怖かったのです。
お参りすることで悲しみや恨みがあることに気が付き、さらにそれが昇華され感謝に変わるとは予想していませんでした。
三嶋大社はミッションで指定された場所ではありませんでした。
ですがミッションの旅をしていると、時々思いもよらないような経験をします。
それは今回のような心の変化だったり、現実に見える形での経験だったり、人との出会いであったり様々です。
目に見えるお金の報酬はありませんが、こういった経験が出来るのはありがたいことです。
同行してくれた友人が駅からの道のりを楽しむ姿を見て、つられて段々楽しくなっていました。友人にも感謝。

三嶋大社の神様は大きな愛のあるお方。
三島に住んでおられる方はきれいなお水とこの大きな神様に守られていていいなぁ、と思いました。

このあと境内の厳島神社にもお参りしたのですがほとんどお話が出来ず、その場は諦めました。
さて次は柿田川へ。

新しい旅⑦へ続く。

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