江島神社 龍宮 お仕事終了  新しい旅⑭

小さな祠の前。
友人がお供えしたお神酒のお下がり、続いて先ほど奉安殿でお供えし下げてきた水を分け合いました。
ついさっき辺津宮で弁天様がおっしゃる水が分からないと言っていたのが、ずいぶん前の事のように感じられました。

封を切っていないペットボトルの水を持っていることを思い出したあと、その水を弁天様にお供えしました。
(奉安殿に何度も出たり、入ったりしてしまってごめんなさい。朝早かったのでまだ混雑しておらず許されたことだと思います。)
眼を閉じるとお堂の中は先ほど同様に水が流れています。
「弁天様、おっしゃっていたお水は今、私がみている水で間違えはないでしょうか。」
安置されている弁天様は八臂弁財天と妙音弁財天の2体ですが、お話した弁天様はそのどちらでもない、またはその2体がひとつとなってお話されているような印象です。
「その通りですよ。気が付いてもらえてよかった。」
「お水をお供えしました。後ほど下げさせてもらって頂きます。」
「次の所でも同じことをしてください。それで陰陽揃います。そして下鴨神社で払ってください。」

お堂を出て、言われたことを忘れないようメモしました。
今こうして書いてみると、陰陽? 下鴨神社で払う?どうやって?と細かな事が気になるのですが、その時は全然気が回りませんでした。
「水に触れて下さい。海の水ではない水ですよ。」
夢で弁天様がおっしゃっていた水の意味。コンビニでお茶が売り切れていた意味。
目に見えない水のエネルギーをペットボトルの水に入れ、身体を通して中から取り込むこと。
偶然ではなく、導いてくれていると感じました。下鴨神社で払う方法も必ず分かるはずです。

この日は奥津宮の隣、岩屋本宮の真上にあたるところに建てられた龍宮(わだつのみや)の扉が開かれていました。
御祭神は龍宮大神。おそらく、身体なしで訪問した際に対応してくれた厳しめの龍様です。
「龍様、先日は失礼しました。無事仕事ができました。ありがとうございます。」
そう話しかけると「祝福」という言葉が反響して戻ってきました。これでよかったのだ、と嬉しくなりました。

冒頭の小さな祠。友人がお酒をお供えしたいと言っていたこの場所は、案内図にもないところでした。
友人は昨年江の島を訪れた時、猫に案内され、この祠に着いたという不思議なエピソードを話してくれました。
龍宮が建てられる以前にここを依り代としていたのか、今は海から龍宮への門となっているような印象を受けました。
小さな祠にお参りし、お下がりの水とお酒を頂きました。
耳元で羽虫が「ブン」と飛びました。お仕事終了の合図です。

江島神社は今回のミッションと直接関係はありませんが中津宮、奥津宮にもお参りしました。
その時の印象と恒例?のおまけもざっくり書かせて頂きたいと思います。

新しい旅⑮へ続く。

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