三嶋大社の祓所神社 新しい旅⑤

前回の箱根の旅から、年は明けて2020年1月14日。今回は三嶋大社と柿田川への旅です。
夢で見たのは柿田川ですが、近くの三嶋大社にも行ってきました。

まずは三嶋大社。
ちょうどいいバスがなかったので、三島駅から徒歩で向かうことにしました。
三嶋大社は何度か訪れているのですが、徒歩で向かうのは初めてです。
途中から川沿いの道です。川の水がとてもきれいで川底が見えることに驚き、感動しました。
鴨がいたりして、それを見ながら歩けるのが楽しくて癒されました。
今考えると水に恵まれた、水に守られていると言ってもいい土地でした。

しばらく歩くと、川が途切れ、道路を挟んだ向かいに小さめの鳥居が見えました。
今いるのは三嶋大社の西側にあたる場所で正面の大鳥居まではもう少しです。
「どうします? こっちじゃなくて正面の鳥居から入ります?」
信号待ちの間、同行してくれた友人に聞かれました。
こちら側から入ったことはありませんでした。
「どうしよう。」
よく見ると塀の向こうにお社があります。
あら、ここにお社があるなんて知らなかったな、と見ていると、塀の隙間で光がキラっと反射するのが見えました。
お社の周りは水? ここに行かなきゃ!
「ここ、ここから入ります!」
と答えていました。

鳥居の中は祓所(はらえど)神社でした。
祓所神社は祓戸大神、つまり瀬織津姫、速秋津姫、気吹戸主、速佐須良姫の四柱が御祭神。
夢に柿田川が出てきた時点で、瀬織津姫様も一枚噛んでいるとは思っていました。
新しい旅①の中に出てくる『もう一方の影』とは瀬織津姫様の事です。
あまりにもあからさまですが、このタイミングを狙っていたのだろうとしか思えません。
三嶋神社は何度か訪れていますが、今までこの神社の存在に全く気が付かずにいました。
今回も歩いて来なかったら分からなかったでしょう。
と言うより三島駅からここまで15分、この為に歩かされたわけです。とっても楽しかったからいいけど!

池の中央の島にお社が建っています。橋を渡りお参りします。
お参りしてみると、龍が現われました。
「私はこのお社を守っている。」
龍がそう言って、説明してくれました。
普段は龍がお社を守っていて、瀬織津姫をはじめとする祓戸四神は必要な時にこのお社に降りていらっしゃる、もしくは通じることができるようになっていて、龍はその取次ぎ役も務めているとのことでした。
この時に龍から聞けたのはこれだけで、ここからは私の見解です。
祓所神社は三嶋大社にお参りする前に穢れを払う為に祭られたようです。
穢れを払うということ、またはそれ以外のお願いであったとしても心から望んでお願いされる方は少ないのではないかと想像してしまいました。
逆に心からの純粋な願いはきっとこの龍さんが取り次いでくれます。
龍が言う必要な時とはそういうことなんだと思います。

さて、次は三嶋大社にお参りします。

新しい旅⑥へ続く。

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