三輪山③ 2019年リアルRPGを振り返る

三輪山で起こったことは口外してはならないと言われることもあるようです。おそらく言っても差障りがないことと、そうではないことがあるように思います。
ここからは差し障りがないと思われる範囲で書きます。

朝早めに出発し、JR奈良駅から乗り換え案内で調べておいた電車に乗りました。ところが予定時刻になっても列車は止まることなく走り続けます。乗り換えの駅に着かないのです。
電車を間違えていることに気が付きました。大阪府に入ってしまったようで停まった駅で慌てて電車を降りました。

もう!私ったら、何やっているんだろう。

駅員さんに聞いて電車を乗り換え、何とか三輪駅に到着。
改札を出ると、「三輪明神」と書かれたものが建っていたように記憶しています。

うんうん、こっちだね。

三輪駅から大神(おおみわ)神社、三輪山までは駅から一直線だったと思い込んでいました。
荷物を減らしたのでガイドブックは持っていません。一直線の道、スマホで確認するまでもないだろうとずんずん進んで行きました。
が、なんか神社に着かない、と思っていたら、真っ黒な大きな鳥居が見えてきてしまいました。

あ、また間違えてるよ、これ。

神社とは逆方向にある大鳥居でした。
そこからかなり大回りして、もう書くのも嫌なくらい大回りして、大神神社に到着した時には、山に登る前なのに疲れていました。
疲労骨折のごとく心がボキっと音を立てて折れました。

到着するまでにこんなに色々おかしい。
全く歓迎されている気がしない。
これ、私、呼ばれていないんでは!

三輪山は呼ばれた人しか登れないとも言われています。

雨で日程がずれる、電車は間違える、道に迷う。山に登る前に疲れた。
招待?これのどこが招待???
呼ばれてないかも、それどころか拒否されているかも。

とりあえずここまで来たので、ぼーっとしながらも大神神社でご挨拶し、呼ばれていないかもしれないけれど三輪山の登拝口に向かいます。
当初の予定から1時間半以上ズレていました。
それだけでテンションは下がっていたのですが、三輪山の登拝口から登っていく人の姿を見て、のけ反りました。
登り始め、想像以上に急こう配だったのです。

これ本気の登山じゃないですか。
登れるのかな。
はー、ここまで来て登らないという選択肢はないよね。
呼ばれていないかもだけど、もういいや登ろう。

300円を納め、社務所で登拝の申し込みをしました。

つづく。

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