鳩と龍と蛇のこと

柿田川を読んだ方から、龍と蛇と鳩の話の続きを楽しみにしています、と、うれしいメッセージを頂きました。
普通は目に見えないので、相変わらずその存在を証明できないのですが、楽しんで読んで頂ければ本望です。

まずは、あたまの上の鳩の話の続きです。
RPGの旅から時間が経ってしまいましたが、RPG外伝的なお話です。
劔神社にお参りしたあと、本殿となりの織田神社(おたじんじゃ)にお参りしました。
説明を読んでみましたが、色々な神様のお名前が書いてあり、御祭神がはっきり分かりませんでした。
聞いてみればいいのか、と、お参りしてみました。

私に見えたのは応神天皇でした。つまりここは八幡さま。
頭の上の鳩をくれたその人の分身のような印象ですが、この方の周りには鳩はいませんでした。
「鳩をありがとうございました。」
そう伝えると、
「鳩をこんなに大事にしてくれてありがとう。」
とおっしゃって、青い玉を出されました。
大きさからして鳩の豆のようだと思ったら、鳩が頭から降りて青い玉を飲み込んでしまいました。
やっぱり、餌だったの!?
飲み込んだとたん、白い羽多めベースは土鳩だった鳩が玉の色と同じ青色になりました。
しかも私よりも大きな姿に。
乗れそう。。。

応神天皇がおっしゃいます。
「もうこれで心配しなくても大丈夫だということが解ったでしょう。どこへでも飛ばしなさい。実際、本当に今までより強いから。」

これを聞いた時、なんとなく鳩とずっと一緒にいられる訳ではないのだと感じ、急に悲しくなりました。
言葉にはしませんでしたが、それは応神天皇に伝わったようです。
「そう、永遠ではないけれど、あなたの命が尽きるまでは一緒にいさせよう。」
そうか、そこでお別れなのだな。いつも一緒にいてくれるので、それは当たり前にずっと続くように思っていたけれど。
私は自分が思っている以上に鳩を愛おしく、大事に思っていたようです。一緒にいられる今がとても貴重に思えてきました。

「このままでは移動に支障があるだろう。普段は前の大きさにしておこう。」
応神天皇がそう言うと、鳩は普通の鳩の大きさになり、頭の上に戻りました。
今考えると大きさが戻る前に1回だけでも背中に乗せてもらえばよかったと、ここは少し後悔しています。
あら?書いていて気が付いたのですが、もしかしたら鳩の大きさを変えることも出来る??これは探求の余地がありそうです。

「ありがとうございました。」
応神天皇にお礼を言うと、このRPGとは別だが総本社にいつかいらっしゃいという内容の話がありました。
鳩を頂くときも断れませんでしたが、いらっしゃいと言われたら行くものなのでしょう。いつか行こうと思います。

それから鳩はよくしゃべるようになりました。今までは簡単な2語文程度でしたが、普通に話せるようになって、よく働いています。
仕事がほしくて仕方ないといった感じで、頼んでもいないのに私の目の前に巻紙を出してきて、「〇〇に手紙を書きなよ!」と言ってきたりします。
応神天皇に言われた通り、夜中でも台風の中でもおつかいに出していますが、びくともしません。だた、冥界へ、というのは未だに心配で行かせていませんので、必要になったら機会を見計らって飛ばしたいと思います。

蛇と龍達の近況も書いてみます。

白い蛇はこのところずっとおつかいに行って戻ってきません。
9月いっぱいは、私から離れてする仕事をしてもらえないか、と頼んだからです。
そもそも白い蛇に見合った仕事を今まで一切させていませんでした。本来は私にべったりついているより、外で仕事をしてくる性質なのだと思います。1か月くらい前から、「○○に行ってきていい?」と聞き、許可するやいなや、行ってしまう。夜になってそろそろ帰ってきてと言えば、「もう少しだけ。」と言ってなかなか帰ってこないということもあったので、今回の長期出張はちょうどよかったのかもしれません。
9月になったとたん「いってきます」も言わずに、本当に行ってしまいました。
目に見えないので、本当か?と問わるのは覚悟していますが、本当にいないのです。
正直、ちょっとさびしいです。
毎日白い蛇宛に「ありがとう。無理しないでね。でも頑張ってね。辛かったら帰ってきてもいいよ。」と手紙を書いて鳩に届けてもらっています。仕事内容の報告は一切受けない(つまり結果が全てという、実は鬼のようなことをしています。)と言っておいたので、「元気です。」とか一言程度ですが、返信が来るのでおもしろいです。

青い龍には名前を付けました。まだ呼び慣れません。
ちなみに白い龍、白い蛇、青い鳩にもそれぞれ名前があるのですが、今のところは伏せておきます。
龍、蛇、鳩、もちろん私にもヒーリングをしてくれたりしています。相変わらず腰が低い龍です。青い龍以外のみんながおつかいに出てしまったことがあって、その時は「私だけですみません。」と言って、プロテクションを手伝ってくれました。青い星空のようなもので包まれました。ヒーリングに使うようにと付けてもらった青い龍ですが、基本的なことは他にもいろいろとできるようです。成長途中なのか、私がうまく扱えていないのか、まだ遠慮しているという感じがします。

そして最古参の白い龍。RPGまさかのゲームオーバーの危機やら、その他もろもろで、かなり落ちていた私から一時も離れず、「ゆうきは人間だからね。人間の痛みだね。」とずーっと背中に手を当ててくれていました。あれは多分ヒーリングをしていてくれたのだと思います。前は、呼ぶとどこからか飛んできて、用事が終わればまたどこかへいってしまうといった感じだったので、こんなに一緒にいたのは初めてかもしれません。
最初に出会ったときは、白い龍は赤ちゃんでした。エネルギー的にある沼に入った時、沼の中で拾いました。赤ちゃん龍は人の言葉はしゃべれませんでした。あっという間に大きくなって、知恵がある大人の龍になりました。龍と蛇と鳩の中では唯一女性的なエネルギーを持っています。
このところは自分のソウルよりもよく会話していますが、それでもまだその能力の全てを発揮させてあげることが出来ていないように思います。白い龍に出会った沼は実在していますが、龍がそこに帰りたい訴えることは今まで一度もなく、私の為に本当によく働いてくれています。いつか沼を訪れることが龍へのお礼になるのかもしれません。

4体ともそれぞれ個性があり楽しいです。
ただ楽しいだけではなくて、私のところに来てくれた理由と本来成すべき使命があると思うので、今後はそれをみんなで一緒に、楽しみながら探求していきたいと思います。

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