氣比神宮

劔神社へお参りした翌日、敦賀の気比神宮へ向かいました。
光の劔は意識を向けると私の中、胸のあたりで冷たく青白い光を放っていました。白い蛇と白い龍が結界を作っているので外に光が漏れることはありません。この子たちは本当によく働いてくれます。
越前國一之宮。赤い橋を渡り、重文だという大きな鳥居をくぐります。日本三大木造鳥居の1つだそうです。
すぐ左に摂社が見えてきました。ここも猿田彦神社でした。お参りをします。
「本殿へ参られよ。」
劔神社の時と同じ言葉が返ってきました。言葉に従い、本殿へ向かいます。途中、長命水という亀の口から湧き出る水で手を洗いました。大きな神社ですが、暑かったせいか参拝している人はまばらです。

気比神宮をお参りするにあたり、1つ持参したものがありました。
柿田川の水です。貴船神社の龍が息を吹きかけてくれた500mlのペットボトルのお水。
あの時、「選ばれなかった光」と話をして柿田川行きを決めましたが、柿田川の水を気比神宮に持って行くよう言われていたのです。気比神宮の神様に対しての「お土産」という意味があるようでした。

ペットボトルのキャップを外し、水が外気に触れる状態にします。お供え用の台がなかったので、こぼさないように気を付けながら、賽銭箱のふちに置かせて頂きました。
ちなみに物体としてのお水はお参りの後で回収し、普通に飲みます。神様のエネルギーが入りますので、ありがたい水です。
拝礼し柏手を打ったあと、呼吸を落とすとすぐにご祭神とつながることができました。伊奢沙別命(いざさわけのみこと)と呼ばれる方です。姿は見えず、声と光だけです。
「劔神社で劔をお預かりしてきました。お受け取り下さい。それから柿田川のお水をお持ちしました。」
「遠い所よく来てくれた。」
光の劔は私から出て、神様の方へ移動しました。柿田川のお水を大変喜ばれ、込められたエネルギーを受けとられていました。
やさしい神様だな、と思いました。水の為に柿田川に行ったこと、他に用事があったとはいえ、自腹で敦賀まで来たことを分かっていらっしゃいました。
実は六甲の帰りに京都の八坂神社で牛頭天王に「なんだかわからない仕事をさせられて、ぜんぜんお金にならないし、それどころか報酬マイナスじゃないですか!どうしてくれるんですか!見合った報酬下さい!」と怒りをぶつけていたのです。(直接は関係ないのに牛頭天王、ごめんなさい。)
結局ここまでつながってきて、氣比の神様から
「ただ働きはさせませんよ。」
と言われました。私が牛頭天王に文句を言いまくっていたことをご存知でした。
それが直接お金のことを意味するのか分かりません。いくらお金を出しても買えないものもありますし、よく考えたら、むしろそちらの方が大事です。こんな風に楽しく旅ができるだけでも、もう報酬を頂いていると言ってもいいのかな、と思いました。
それはこのあと嫌と言うほど思い知らされるのですが…。

氣比神宮の神様に次に行く場所と持参するものを聞いて、愕然としました。
詳しい内容を書くのは控えさせていただきますが、竹取物語を思い起こさせました。
『姫が5人の求婚者に要求した宝物は、誰一人用意できなかった。』
そう、持参するものが私にとっては竹取物語並みなのです。
もしや私はメッセージを受け取り間違えているのではないか?
何度か聞き直しましたが、用意できるはずだと言うのです。
「これとこれ、2つですか?」
「これとこれ、2つです。」
「色んな形がありますよね。その形じゃないとダメなんですか?」
「まあまあ、とりあえず、そこのおみくじを引いてみて。がんばってね。」

終わった。。。

Game over

そんな言葉が頭をかすめ、実はかなり落ち込みました。

たのしいRPGから一転、ナイフのように尖った稜線を進んでいる気分になりました。
戻ることも出来ないし、進むしかない、けれど一歩踏み出せば足元から崩れ落ちる危険がある、そういう場所に立っている気分です。
受け取ったメッセージが間違っているのではないか、そんな難しいものを要求するのか?用意できなかったらどうするのだろう。
これから物語はどうなるのか、このまま終わってしまうのか、それとも続きがあるのか。
続けたい。
どのおみくじを引くのか、最初から決まっていたと思います。その1つしか見えなかったので。
とりあえず、引いたおみくじをヒントに動くことにしました。それでも用意できなかった場合は他の方法を探してでも続けたい。

不安は尽きませんが、終わるにせよ、続けられるにせよ、その経緯はここに記録していきたいと思います。

このページをシェア:

前の記事

劔神社