六甲比命神社へ

ちょうど1週間前になりますが、六甲比命神社へ行ってきました。

ネットで検索しても、いまいち行き方が分からなかったので、断念されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこでふるいにかけられている感じもありますね。

私たちが辿ったルートを織り交ぜながら書いてみます。

きっかけは友人に誘われたことでした。1か月ほど前に私たちは「眠っている何かを起こす」という一種のお仕事をしに行く事までは分かったのですが、何が眠っているのか、何で私たちなのかという詳細は一切不明。なんで道も分からない山の中に行かなければならないんだ、という思いは前日まで払拭できずにいました。

当日になりやっと気分を切り替え、とりあえず旅は楽しもう(^^♪ と、ユーハイム本店で切りたてバウムクーヘンを購入し、遠足気分で出発。

まず出発はJR三ノ宮。東海道山陽本線各停に乗りJR六甲道で下車。六甲道で友人と待ち合わせしていましたのでJRを使いましたが阪急電車を使って六甲で下車する方法もあります。そこから神戸市バス106系統、16系統で六甲ケーブル下駅を目指します。六甲道からは20分、六甲からは10分程度で到着です。

こちらが六甲ケーブル。レトロな外観がかわいい。

ケーブルカーの切符を購入する時、六甲比命神社への行き方を聞いたところ、切符売り場のお兄さんが「ひめ神社、今日は何かあるんですか?山上駅に着いたら1番のバスに乗って下さい。」と教えてくれました。

人に聞くって大事。地元では「ひめ神社」と言われ、普通に知られている、ということが分かりました。

さてここから六甲ケーブルで六甲山上駅へ。ケーブルカーの中でバウムクーヘンを頂きます。木々を抜けると遠くに海が見えてきました。神戸の街の中とは違ってやっぱり山の中、肌寒い気温です。

六甲ケーブル山上駅までは10分ほどで到着。切符売り場のお兄さんに言われた通り、1番のバスに乗りカンツリーハウスへ。

カンツリーハウスの売店のお姉さんに「ひめ神社」への行き方を聞くと、わざわざ売店から出て説明してくれました。

売店を背にして、右手の方を差し、「道の脇に緑色のごみ箱が見えますよね。あの先に細い道があるので、そこをまっすぐです。」

ええっ(゚д゚)!びっくりするほど簡単。。。人に聞くって大事。

気を取り直して、バスで来た道を少し戻り、緑色のごみ箱を通り過ぎると、右手に舗装された細い道が現れます。そこをまっすぐ進んでいくと、

来ました。舗装がとぎれたところで山道が始まります。

ここまで来ればもう迷うことはないと思いますが、道そのものはハッキリ言って危険です。足元のすぐ脇はちょっとした崖でした。売店から拝殿までは15分もあれば到着します。

私たちは上から下るようにして比命神社にたどり着きました。あとで調べたところ、私たちとは逆方向、下から上へ登るようなルートもあるようです。

六甲比命神社は瀬織津姫と深く関係がある場所と言われています。瀬織津姫のことは色々な事が言われているようですが、今の私にはよく分かりません。

拝殿で、お線香をあげ、用意されていた祝詞を見つけたので、2人で声に出して祝詞をあげます。どれくらい拝殿にこもっていたのか、、、なぜ拝殿から出られなかったかというと、これで本当に「眠っている何かを起こす」ことができたのか、確信が持てなかったのです。山の中で動かず座っていて寒くなってきたのと、耳元で蜂か虻かブンと飛び始めたのが辛くなり、帰ることにしました。拝殿を出る直前、気が付いたのは蜂も虻もいないということ。一緒にいた友人に聞いてみると虫の羽音は聞いていないと言います。追い出されたかな、一瞬そう思いましたが、帰り道は来た時より明るく感じられ、なんとなくすがすがしい気持ちでカンツリーハウスの売店に戻ってきました。戻ってから、友人がはっと気が付いたように「自分の本当の願いを言っていなかった」と言うのです。そこから、それぞれ、傍から見たらカンツリーハウスの芝生を眺めてボーっとしているように見えたかもしれません。

そこで感じたのは、「眠っている何か」とは、選ばれなかった光だということ。時代に合わないとかそういった理由で、本当は希望であるはずのものが選ばれなかった。中には今まで私自身がコーアクティブコーチングでいうところのサボに負け、諦めてしまったような小さなものも入っているかもしれません。それを、眠っていたそれらの大きなエネルギーを起こしたという感覚。そしてこれからは「光の方を選ぶこともできるし、選ばないこともできる」。本当の意味での選択の自由です。

例えばソウルリーディングでAとB、またはそれ以外どれにしたらいいですか、との質問にソウルがAと言っていたとします。今まではソウルが言うAを選んでも、光とか希望ではなかったようにさえ思えるのです。今回、選ばれなかったエネルギーが起きたことで、同じAでもA´と表現したらわかりやすいでしょうか。このエネルギーを持った選択肢がそこにあらわれるように感じます。これはソウルリーディングとかそんな狭い範囲に限らず、日常のちょっとした事にまで今後広がっていくと思いたいです。六甲比命神社ももっと訪れるべき人が訪れる場所になるはず。

まだ「お仕事」は残っているのでそれが進むにつれ、もっと違った局面が見えてくるかもしれません。今時点で言えるのはこんな風にぼんやりしたことです。今はまず、私たちが選ぶべき方を選び、クライアントさんを含め周りの方へとこのエネルギーが広がっていくといいなと思います。

このページをシェア: